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大阪市中央公会堂で附属高等学校天王寺校舎の生徒らがクリスマスコンサート

2023.01.18

大阪市中央公会堂で附属高等学校天王寺校舎の生徒らがクリスマスコンサート

 附属高等学校天王寺校舎主催のクリスマスコンサートを、12月26日(月)に国指定重要文化財の一つである大阪市中央公会堂中集会室で開催しました。
 同校の総合プルーフ(*)を受講する2年生の中で「世界のクリスマス?キャロルを巡る」をテーマに探究活動を進めている12名の生徒と音楽選択の生徒有志が出演し、多くの保護者や教育関係者が鑑賞しました。

 第一部では、イギリスの中世のキャロル(讃美歌)や、「Stille Nacht」(きよしこの夜)、「Les Anges dans nos Campagnes」(荒野の果てに)など日本でも有名なキャロルを原語で合唱しました。
 第二部では、大木愛一名誉教授がチェロで共演し、バロック時代のクリスマスをテーマに、弦楽合奏でヘンデルの「ハレルヤ」など有名な作品を披露。最後は会場全員で「ひいらぎかざろう」を歌い、和やかな雰囲気で幕を閉じました。

 鑑賞した観客からは「会場、プログラム、出演者の皆さんのレベルの高さに感動しました。すべてがひとつにマッチして、クリスマスに相応しい演奏会でした」「響きも素晴らしく、ステンドグラスから入る光もキラキラして素敵でした。大事な場所で特別な体験ができました」などの感想が寄せられました。また、出演した生徒は、「音がよく響いたので和音がとても美しく聞こえました。歌った時には特に最後の音の残響が美しくて、いつも以上に余韻を味わうことができました」「終わった後にお客さんから『素敵でした』と声をかけられて、練習を頑張ってきてよかったと思いました」などと話しました。
 コンサートを企画した古川教諭は、「音楽を学ぶうえで、演奏する場所やその響きはとても重要です。素敵な場所でクリスマスコンサートを開催できたことは意義深く、生徒たちにとってよい経験になったと思います。公共のホールや施設が教育現場にとってもっと利用しやすくなれば生徒たちの芸術的感性を高めることにつながると考えています。また、この演奏会を実施するにあたり、グローバル教育部門の井上直子教授に、フランスのクリスマス文化やフランス語の発音のポイントをレクチャーしていただきました。今後も大学と連携しながら取組を進めていきたいです」と今後の展望を語りました。

* 総合プルーフとは、1講座15名ほどのゼミ形式で学ぶ科目で、グループで課題研究に取り組むことを通じて「学ぶ力」と、成果を発表することによる「プレゼンテーション能力」を養うことを目的とした科目。

 


コンサートの様子


記念撮影


井上教授による特別授業の様子

(附属高等学校天王寺校舎)