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トピックスバックナンバー(2011年~2020年)

2015.06.23

三国丘高等学校で連合教職大学院の教員が出前授業

 本学連合教職大学院の田中滿公子(まきこ)准教授が6月2日,9日の2回,大阪府立三国丘高校(同府堺市)で出前授業「BE CREATIVE講座」を行いました。田中准教授が2012年4月から2年間,同校の校長を務めていたことが縁で実現しました。
 文部科学省から昨年度「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に選ばれた同校は,その取り組みの一環として,フィリピンでのフィールドワーク研修を8月に予定しています。今回の出前授業では,「フィリピンの低所得層を支援する製品を企画し,試作する」という課題に2年生約40人が挑戦しました。
 6人前後のグループに分かれた生徒たちは,集団でアイデアを出し合う「ブレインストーミング」や,キーワードやイメージなどを放射状に書き出すことで考えを視覚化する「マインドマップ」といった手法を使い,企画を練り上げました。意見がまとまると,箱や紙などで試作品を作り,2分間のプレゼンテーションに臨みました。
 プレゼンでは,電気代が世界一高いことに着目し,海流を使って発電し飲料水を作る「発電キット」や,世界第3位の生産量を誇るバナナに付加価値をつける「プレミアムバナナ」,自動車やバイクで発電できる家庭用小型バッテリー「フィリピンを救うバッテリー」など,個性的な試作品が次々と発表されました。
 生徒からは「試作品を作って初めて,問題点がわかった」「最初は難しいと思ったが,みんなでアイデアを出し合ったら,ちゃんと形になった。フィリピンでの研修が楽しみ」といった感想が寄せられました。
 同校の田中和代SGH担当主任は「生徒一人ひとりが創造力を最大限に発揮し,今後も楽しみながら企画提言してほしい」と期待を寄せています。

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[左上写真]「マインドマップ」を使ったディスカッション
[右上?左下写真]BOPビジネス試作品のプレゼンテーション
[右下写真]「BE CREATIVE講座」の授業風景

(広報室)