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数理情報コース

教育協働学科 理数情報専攻 数理情報コース

統合的な教育理系人材を養成

移り変わる現代社会を生き抜くために、様々な事象?現象に対する科学的な考え方が重要となっています。従って、それを指導?支援できる理系人材育成が、これからの教育?社会活動に不可欠です。本専攻では自然科学?数理科学?情報科学の専門知識に加えて、理解力?思考力?データ分析技能?コミュニケーション能力を兼ね備えた人材を育成します。
さらに、その技術?能力?方法論を学校現場を含む社会における教育?指導活動にフィードバックすることで、チーム学校を含む社会の中で学び続けることができる人材の育成を目指します。

求める学生像

  • 教育現場,企業で必要な理数情報的な能力を身につけたい人
  • 未知の現象を探求し,その社会的意義を説明する意欲を持つ人
  • 学校をとりまく理系の教育支援活動に興味がある人
  • 自然科学?数理科学?情報科学の有効な活用にアイディアを持つ人
  • 科学技術?計算機分野の知識を活かして社会に貢献したい人

学びのポイント 1

数学?情報科学の専門的な知識を身につける

数学?情報科学の基礎を学び、急速に発展する情報化社会の将来を見通す先見力を養います。

学びのポイント 2

数学?情報科学の応用実践力を身につける

多様化する社会において大事な論理力とりわけ、定義力?推論力を身につけると同時に、情報化社会で活躍できる実践力を養います。

学びのポイント 3

数学?情報科学の教育マインドを身につける

中?高等学校の数学教員免許を取得できます。また、数理科学、情報科学を通じて課題解決力を養い、学校教育だけにとらわれない、広い意味での教育支援の場で、活躍できる人材を育成します。

募集人員

40人

学習領域

代数学、幾何学、解析学、応用数学、情報科学、計算機科学、データ科学

取得できる免許?資格

○:中学校一種(数学)、高等学校教諭一種(数学)
資格:学校図書館司書教諭、社会教育主事、図書館司書

○:卒業要件以外の単位を併せて履修することによって取得できる教員免許状
(ただし、授業時間割上の制約によって希望する免許状が取得できるとは限りません) 

4年間の学び

数学の科目?情報の科目のどちらかに特化して卒業することもできますし、どちらもまんべんなく履修して卒業することもできます。数学と情報を深く学ぶことで、最新のデータ科学、人工知能やVRを活用した教育改革に挑戦することもできます。

1回生

数学?情報科学の初歩を学ぶ

「教育基礎セミナー」等により論理的な思考力を養います。また、「解析学基礎」「代数学基礎」「情報処理演習」などを通じて、数理科学および情報科学の初歩を学びます。

主な授業
  • ダイバーシティと人権
  • ICT基礎 a?b
  • 教育基礎セミナー
  • 教育協働概論 I?II
  • 数理科学教育と社会
  • 情報科学教育と社会
  • 教育総論

2回生

数学の基礎を学ぶ、プログラミングの基礎を学ぶ

数学の各分野(代数学?幾何学?解析学?確率論?応用数学)の基礎を学び、「プログラミング演習」によりコンピュータを自由自在に活用する実践力を修得します。

主な授業
  • メディア?リテラシー演習
  • アクティブ?ラーニング入門
  • 教育協働デザイン演習
  • 科学教育と情報
  • プログラミングとグループワーク I?II
  • 学校安全

3回生

数学の応用を学ぶ、情報システムの応用を学ぶ

数学の各分野を深く学び、演習を通して、様々な問題を論理的に解決できる力を身につけます。また、各種の情報システムについて、基礎から実践応用まで幅広く学びます。

主な授業
  • 教育コラボレーション演習
  • 外国語実践演習
  • 科学教育プロジェクト演習A
  • 情報システム演習
  • 数理探求 I?II

4回生

数学?情報科学の課題に挑戦する

「プロジェクト演習」により、情報化社会の問題解決と革新に取り組みます。卒業研究においては、少人数のセミナー形式で洋書を読むなどして,様々な教育の場で活躍できるよう、個々の力を伸ばします。

主な授業
  • 数理情報プロジェクト演習AB
  • 卒業研究

卒業後イメージ

ICT系教材開発企業、IT関連企業、情報処理?情報通信系企業、化学?薬品系企業、電器?機械メーカー、教育サービス企業、中学校教諭、高等学校教諭など

教員からのメッセージ

これまでの「数理科学専攻」「情報科学専攻」が一体化して、数理情報コースとなりました。どちらの学問にも大事な論理力とりわけ定義力?推論力を身につけることを目標としています。数学が大好きな人、コンピュータが大好きな人、論理パズルが大好きな人、ぜひ、本コースに来て下さい。あなたの興味のある専門分野について、深く研究できます。
(町頭義朗)