宗教(カルト)団体による勧誘
宗教(カルト)団体による勧誘
国内には大学生を勧誘のターゲットとしている宗教(カルト)団体が複数存在しています。それら団体は,正体を隠して勧誘を行うという特徴があり,一般的にはサークル活動の姿を装って,大学生などの若者を勧誘しています。
勧誘の手口は巧妙で,知らず知らずのうちにマインドコントロールされ,恐怖感と罪悪感を植え付けられ,いつのまにか組織の思うがままにされてしまい,教団本部への上納献金のため借金をさせてまで献金を強要されます。また,新たな学生の勧誘のためのダミーサークルの企画?運営に携わったり,一般人に高額商品を売りつけさせたりするなど,カルト被害者が加害者になっていきます。
宗教(カルト)団体に関わると,精神的にも,肉体的にも,経済的にも蝕まれ,皆さんの貴重な青春を失ってしまうことになります。
主な勧誘方法
- 「○○に興味ありませんか」「○○の勉強をしませんか」などと声をかけ,アンケート用紙などに個人情報を記載させる。
- スポーツや文化系のサークル?同好会などと称して,学生が興味を引きそうなスポーツや演劇,合唱などの大会,講演,集会などに「参加しませんか」「一緒にしませんか」などと言って近づき,個人情報を聞き出す。
- 家庭教師やその他のアルバイトを募集中であると言って近づき,個人情報を聞き出す。
- 同郷であることや,同窓生であることをきっかけに話しかけてくることもあります。
勧誘活動の特徴
- 最初は,カルト的な集団(その信者)であることを言わない。
- 親しくなるにつれて,「○○のセミナー」や「○○の合宿」などの集まりに参加しないかと誘われる。
- 自由な意思で退会できないように洗脳されたり,脅される。
- 寄付金などの金銭を要求される。
- 家族や友人などとの連絡を絶つように仕向けられる。
おかしいと思ったら
- 関心がないことは,話を聞かずに「結構です!」とはっきり断る。
- 誘われても絶対について行かない。
- 名前や電話番号,住所等をむやみに教えない。
- 大学公認のサークルか,きちんと確認する。
- 主催者や講演者のはっきりしない勉強会や講演会には参加しない。
- しつこい場合は「警察に通報する」旨を伝えること。それでも勧誘をやめない場合は,速やかに110通報すること。
- 「おかしい」と感じたら,友人や家族にすぐに相談すること。
- 不審な勧誘を見かけたり,自分が勧誘を受けた時は,学生支援課なんでも相談窓口に相談してください。
【相談先】 学生支援課なんでも相談窓口
072-978-3343
E-mail:nandemo@cc.
(注)E-mailを送信する場合は、末尾にosaka-kyoiku.ac.jpを付加してください。