「柏原市吹奏楽祭り」で打楽器ワークショップとコンサートを開催

　「第1回柏原市吹奏楽祭り」が柏原市民文化会館リビエールホールで5月27日（土）に開かれ、芸術表現専攻音楽表現コースの学生らが指導する打楽器ワークショップと、陸上自衛隊中部方面音楽隊との共演による吹奏楽コンサートが行われました。

　打楽器ワークショップは、小学生や楽器経験の浅い中学生を対象とした初級コースと、経験のある中学?高校生向けの中級コースを開講。教える内容はすべて学生たちが考え、テキストも一から作成しました。ワークショップ終了後にはミニコンサートを行い、スティックパフォーマンスやマリンバ演奏などを披露しました。参加した子どもたちからは、「優しく教えてくれて楽しかった」「先生（指導した学生）たちの演奏がかっこよかった」などの声が聞かれました。

　午後からは、管?打楽器専攻学生らで構成する大阪教育大学ウインドオーケストラと、陸上自衛隊中部方面音楽隊による吹奏楽コンサートが行われました。第1部では、ウインドオーケストラが皇冠体育投注_足球比分直播-在线|官网5年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲4曲を演奏。特別ゲストとして、吹奏楽の名曲を多数作曲し、春の選抜高校野球の開会式入場行進曲を手掛けていることなどでも知られる作曲家の酒井格氏が登壇し、曲ごとに見どころや演奏時のポイントなどを解説しました。さらに、酒井氏の代表曲の一つ『The Seventh Night of July』（たなばた）を、作曲者自らの指揮で演奏しました。

　第2部は、陸上自衛隊中部方面音楽隊によるA.リード作曲『Viva Musica!』の快活で華やかなサウンドで開幕し、酒井氏作曲の行進曲『剱の光』や、大ヒットしたアニメ映画「すずめの戸締まり」のメドレーなど4曲が披露されました。最後はウインドオーケストラと中部方面音楽隊の大編成合同バンドで、ウィリアム H.ヒル作曲『セント?アンソニー?バリエーション』を演奏しました。

　演奏会を終えて、ワークショップの指導も担当した音楽表現コース3回生の井上香凜さんは、「柏原市の中学生と一緒に演奏したことはありましたが、教える時間はあまりなかったので、今回のワークショップは自分の教え方を見直すこともできて勉強になりました。また、自衛隊の皆さんと一緒に演奏できたことも本当に素晴らしい経験でした。当日の打楽器は本学のものを使用していたのですが、自衛隊の方が出す音は自分たちよりずっと力強く、同じ楽器でこんな音が出るのかと驚きました」と話しました。

打楽器ワークショップ中級コースの様子

ウインドオーケストラによる吹奏楽コンクール課題曲全曲演奏（指揮：芸術表現部門 神代修教授）

曲を解説する酒井格氏

陸上自衛隊中部方面音楽隊による演奏（指揮：中部方面音楽隊隊長 伊東札記2等陸佐）

ウインドオーケストラと中部方面音楽隊の合同演奏

（広報室）