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府内の高校教員を対象に第2回教師の学び舎を開講

2023.07.18

府内の高校教員を対象に第2回教師の学び舎を開講

 第2回教師の学び舎を7月15日(土)、オンラインで開講し、府立学校教員約30名が受講しました。
 「教師の学び舎」は、「府立高校教職コンソーシアム」の加盟校及び大阪府内の公立高校の教員を対象に、次代の大阪の教育を牽引するリーダーの育成支援を目的に教職大学院レベルの講座を開講するもので、「新学習指導要領の着実な実施のために~Society5.0 時代の教育を見据えて~」をテーマに計4回の予定で開講しています。

 今回は、大学院連合教職実践研究科の庭山和貴准教授が講師となり、「個別最適化に向けた学習の創造と子どもの支援」をテーマに講義を行いました。庭山准教授は、特別支援教育、教育心理学を専門とし、近年は、通常学級において、発達障がいのある生徒を含め、多様な生徒がともに学べる授業づくりや、そのための校内支援体制づくりを研究、学校現場への助言に取り組んでいます。

 講義は、「何ができるようになるか?」という学習指導における「目標」を定めた上で、それを達成するまでのステップを細分化し、学習者がどのステップでつまづいているのかを把握することの大切さなどを説明し、目標の達成を妨げている初期のステップについて、グループワークを活用し情報共有を行いました。グループワークは担当教科別に分けられ、参加者たちは担当教科特有の課題も交えながら積極的な議論を行いました。
 受講生からは「同じ担当教科の他校の教師と情報共有の機会があり、とても有意義でした」「学校現場ですぐに役立てることが出来る内容でした。早速、普段の授業に取り入れていきたいです」などの感想が寄せられました。


講義の様子

 

(広報室)