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三島和宏教授が情報処理学会で「藤村記念ベストプラクティス賞」を受賞

2023.08.21

三島和宏教授が情報処理学会で「藤村記念ベストプラクティス賞」を受賞

 理数情報教育系の三島和宏教授が、情報処理学会インターネットと運用技術研究会(IOT研究会)において「藤村記念ベストプラクティス賞」を受賞しました。
 同研究会は、多くの組織が抱えるネットワークの構築?運用技術に関する技術的な課題、コンピュータやネットワークの様々な利用方法、インターネット上の通信を安定かつ確実に行うための通信方式の研究およびネットワーク構築技術の研究に関する幅広い研究発表の場となっており、藤村記念ベストプラクティス賞は、1年間の研究発表の中から、社会に役立つ運用技術のベストプラクティスを選定して授与される賞です。
 今回の研究は、皇冠体育投注_足球比分直播-在线|官网感染拡大に伴い、さまざまな場面で活用したオンライン配信の発展型として、対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド配信をいかに実現するかをまとめたものです。

 受賞を受け三島教授は、「IOT研究会では日頃の運用技術をテーマとした多くの発表が行われています。この研究会自体の運用ということに携わり、そこで得られた知見を多くの仲間と共にまとめるという大変ありがたい経験をさせていただいています。さらにその知見が社会に役立つ運用技術の知見として認められ受賞できたことは非常に光栄です。一般的な研究というものとは少し毛色が違うかもしれませんが、社会に役立つ知見、プラクティスを世に多く出せるよう引き続き取り組んでいきたいと考えています」と受賞の喜びと今後の抱負を述べました。

*論文の内容
 多くの学会?研究会がそうであったようにIOT研究会でも研究発表会のオンライン化の後にハイブリッド化が行われ、1年以上実際に運用を行ってきた。オンラインのみの配信環境では、ZoomやWebexなでのWeb会議システムを駆使すればほぼ目的を達成できるが、ハイブリッドな環境においては、対面環境の整備とともにオンラインをも意識した環境構築が必要となる。
 本論文では、IOT研究会におけるハイブリッド配信対応に関して、1) 既設システムをより深く活用するもの、2) 一般的なWeb会議での利用機器を用いるもの、3) 使用機器をシンプル?軽量にして移動可能としたもの、といった類型に分類し、それぞれの研究発表会でのシステム構成や実際のハイブリッド配信対応について研究会ごとの類型をまとめ、運用の知見を網羅的にまとめた。
(本論文は旧所属当時に発表したものであるため、所属は旧所属の表記となっています)

表彰の様子

* 三島和宏教授の詳細な情報や論文名等が掲載されている研究者情報はこちら

(理数情報教育系)