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グローバル教育の学生らのまちづくりの提案 柏原市から感謝状

2023.08.28

グローバル教育の学生らのまちづくりの提案 柏原市から感謝状

 グローバル教育専攻の学生らが、まちづくりに関する提案を行い、柏原市の冨宅正浩(ふけまさひろ)市長から「市の発展につながる提案をした」として感謝状が授与されました。
 これは、グローバル教育部門の髙山新教授が担当する授業「多文化フィールドワーク」の一環で、平成21年に締結した包括連携協定に基づき、皇冠体育投注_足球比分直播-在线|官网元年度から本学キャンパスがある柏原市を様々な角度から検討し、まちづくりについて考える授業を行ったものです。

 5年目を迎えた今回は、「柏原駅前周辺の活用」「亀の瀬の上面利用」「河川のオープン化の活用」の3つをテーマとし、柏原市と国土交通省大和川河川事務所、三郷町の協力のもと、学生らはグループでのディスカッションを重ね、学生ならではのアイデアがつまった活用方法についてプレゼンテーション形式で提案を行いました。
 7月26日(水)には、柏原市の松井久尚副市長と国土交通省近畿地方整備局大和川河川事務所の北方泰憲副所長が授業に参加し、学生らの提案に対し総評をしました。松井副市長は、「提案のなかには、すぐにでも実行できそうなものがあり、特にイベントなどは学生主催で近い将来できればいいと思った。大教大のキャンパスがある柏原市は、自然があり、河川があり、駅前の商店街や観光の目玉として亀の瀬もあり、そういった資源を活用し盛り上げる提案がたくさんあった。学生のみなさんの視点は目から鱗な発表もあり、みなさんと一緒にひとつでも実現していきたいと改めて感じた。市としても微力ではあるが支えていきたい」と話し、北方副所長は、「発表にあたっては事前に現地に行き、新たな発見、暮らすまちの歴史や自然を感じ、座学だけではわからないその土地の雰囲気などわかってもらえたと思う。また、『河川のオープン化の活用』をテーマにした提案についても、幅広い年齢層を対象にしている事や、災害時にはすぐに施設を撤去できるように考えているなど、大和川の良さだけではなく災害時のことを考えた提案があり感心した。中でも大和川をライブ配信するという提案は危険を知らせるツールとして参考にさせてもらいたいと思った」と述べました。

 感謝状を授与された学生らは、8月3日(木)に岡本幾子皇冠体育投注_足球比分直播-在线|官网を表敬訪問し、授業で学んだことや感謝状授与に至る経緯を報告しました。岡本皇冠体育投注_足球比分直播-在线|官网は「この授業で経験したことがこれからの下地となって、将来の進路を考えるときや社会に出たときの糧となると思う。感謝状をもらったことを誇りに思ってほしい」と激励しました。

 授業に参加したグローバル教育専攻英語コミュニケーションコース2回生の國貞史華さんは「この授業を通して、今まで知らなかった柏原市の一面を知ることができました。さらに、普段の授業では聞くことのできない柏原市職員の方たちの話を聞き、質問できたことはとても大きな経験になりました。ものごとを様々な側面から捉えるということを実践できた授業でした」と、多文化リテラシーコース2回生の堤晴菜さんは「大和川の良いところと私たちのしてみたいこととを組み合わせながら、河川の活用案を考えるなかで、柏原市や大和川の知らなかった魅力を発見することができました。また、関係者の方を前にプレゼンする機会もいただき、大変貴重な経験ができたと感じています」と感想を述べました。



感謝状を手に記念撮影(左から、北方副所長、堤さん、國貞さん、松井副市長)


表敬訪問の記念撮影(左から、堤さん、國貞さん、岡本皇冠体育投注_足球比分直播-在线|官网)

(学術連携課)