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教育協働学科音楽表現コースの学生が音楽鑑賞会を開催

2023.09.15

教育協働学科音楽表現コースの学生が音楽鑑賞会を開催

 教育協働学科芸術表現専攻音楽表現コースの3回生6人が、8月25日(金)に本学天王寺キャンパス中央館のミレニアムホールで「しきじ?にほんご天王寺 音楽鑑賞会」を開催しました。
 これは、音楽表現コースの授業である「社会芸術教育協働活動?音楽」の一環で、学外で音楽活動を行うことを通して社会貢献の実践を体験することを目的とした教育協働活動です。

 今回の鑑賞会は、メンバーの一人である和田慶子さんが教育協働学科の必修科目「教育コラボレーション演習(*1)」の演習先である「しきじ?にほんご天王寺(*2)」の学習者を対象にした音楽鑑賞会を企画したことがきっかけとなり、教室の担当教員である総合教育系の岡田耕治特任教授の協力を得て実現しました。当日は識字?日本語を学ぶ在日外国人の学習者やボランティア、約20人が来場しました。

 鑑賞会では久石譲作曲「Summer」、ルロイ?アンダーソン作曲「トランペット吹きの休日」、ヨハネス?ブラームス作曲「ハンガリー舞曲第5番」、そして坂本九が歌った「上を向いて歩こう」などの親しみやすい曲を解説を交えながら演奏しました。また参加者全員で「ふるさと」「We are the world」を斉唱するなど、音楽を通じて交流を深めました。

 企画を務めた和田さんは「聴くだけではなく、一緒に歌うこともでき、音楽は世界共通語ということを再認識するとても有意義な時間となりました」と喜びを語りました。 来場者からは「クラリネットやトランペットなど一つ一つの楽器を味わうことができてうれしかったです」「なつかしい曲にひらがなの歌詞を用意してくれて、一緒に歌うことができ感動しました」などの感想が寄せられました。 岡田特任教授は、「非常に質の高い演奏に、学習者やボランティアの皆さんが感じ入っていました。日頃の学習とは違う笑顔に触れることができたことに感謝します」と話しました。

*1 教育コラボレーション演習…学校や公的機関、CSR(社会貢献)に取り組む企業やNPO法人において教育協働体験学習(サービスラーニング)を行い、他者と協働しながら子どもたちの健やかな成長をサポートするスキルを身につけることを目的としたプログラム。
*2 しきじ?にほんご天王寺…2016年4月から本学天王寺キャンパスで、読み書き?会話等に困難のある方を対象に学習支援活動やコミュニティづくりを行っている教室。

出演者の記念撮影
出演者の記念撮影(写真右端:和田慶子さん)

演奏風景
演奏風景

全員で斉唱する会場の様子
全員で斉唱する会場の様子

 

(表現活動教育系 芸術表現部門)