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教師をめざす高校生の育成プログラム「教師にまっすぐ」(第4回)を実施

2023.10.11

教師をめざす高校生の育成プログラム「教師にまっすぐ」(第4回)を実施

 教師をめざす高校生が、夢を大きく膨らませ、志をより確かなものにするためのプログラム「教師にまっすぐ」の第4回を、10月1日(日)にオンラインで実施しました。受講生約100名は、5つの講座から1つを選んで受講し、普段接する機会のない他校の生徒と協働して課題研究に挑戦しました。

 英語教育部門の篠崎文哉特任講師による「これからの日本の英語教育について考えよう!」では、2020年度から小学校高学年で英語が教科として導入されたことを踏まえ、日本での英語教育のあり方について考えました。学校教育部門の池上英明特任教授の講座「子どもの人権について考える~子ども基本法施行を受けて~」では、2023年4月に施行されたこども基本法(*)を受けて、子どもの人権について条約や法律を通して学びました。保健体育部門の森井亮和特任講師による「運動指導について考えてみよう~器械運動を例として~」では、たくさんの成功体験を味わうことができる器械運動を例として、“できる”を生み出すためにはどうすればよいか議論しました。理数情報部門の尾崎拓郎准教授による「プログラミング教育について考えてみよう~オンラインだからこそできるプログラミング教育~」では、実際に小学校で試行が始まっているプログラミングアプリケーションを用いて、新しい情報教育について学びました。学校教育部門の瓜生彩子教授による「これからの学校について話をしましょう」では、小学校?中学校?高等学校?支援学校の教員の1日がどんなものかを見た後、教育の歴史や海外との比較も取り入れながら、現在の日本の学校に期待されている役割について考えました。

 参加した高校生からは、「信頼してもらえるような教師になるため、子どもと積極的にコミュニケーションを取っていきたい」「小学校から高校にかけてプログラミングを学ぶことで、考えを言語化する能力や論理的な感覚を養うことができると感じた」「学校の先生が、生徒が帰った後に授業の準備や生徒の情報交換などたくさんのことをしてくださっていることを知った」などの感想が寄せられました。

*こども基本法…全てのこどもが自分らしく成長し幸せに暮らすことができる社会をめざして、こどもの権利を守り、こどもに関する施策を総合的に推進することを目的に制定された法律。

 

運動指導の例を用いた講座の様子
運動指導の例を用いた講座の様子

プログラミングの講座の受講生で記念撮影
プログラミングの講座の受講生で記念撮影

教員の様々な業務を紹介している様子
教員の様々な業務を紹介している様子

(広報室)