サーマルカメラとAIによる授業分析の様子がNHKで放送

　人や物の温度を撮影できるサーマルカメラを活用し、授業中の学習者の行動を分析する実証実験の様子が、NHKの情報バラエティ番組「所さん！事件ですよ」で10月26日に放送されました。

　実験の収録は9月10日に天王寺キャンパスで行われ、教育イノベーションデザインセンター副センター長の仲矢史雄教授をはじめ、大学院連合教職実践研究科の庭山和貴准教授や学生らが協力しました。庭山准教授が模擬講義を行い、仲矢教授がサーマルカメラとAIによる画像認識技術を組み合わせたシステムを使って、講義の様子を分析しました。

　番組側からの「学生を監視することを目的にシステムを開発したのでは？」という問いに対し、仲矢教授は「この研究について最初に記者発表したときは、居眠りを監視するシステムなどと報道されましたが、教員の授業改善を手助けすることが目的です。教員が授業で新しい試みをした際などに、このシステムで得られる客観的な観察と記録を活用してもらえたらと思います」と答えました。さらに今後の課題として「このシステムを監視には使われたくない。そういった使い方への防止策も考えていきたいです」と述べました。

（教育イノベーションデザインセンター）