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附属池田中学校の生徒が「全国中学生創造ものづくり教育フェア」で入賞

2024.03.08

附属池田中学校の生徒が「全国中学生創造ものづくり教育フェア」で入賞

 全日本中学校技術?家庭科協会主催の「第23回全国中学生創造ものづくり教育フェア」木工チャレンジコンテスト全国大会に、附属池田中学校3年生の元重美乃さんが近畿地区代表として出場し、5位入賞に相当する「つくば科学万博記念財団理事長賞」を受賞しました。

 このコンテストは、生徒の身近な生活から見いだした問題を、木材を中心とした材料を利用して、その問題を解決するための製品を設計?製作し、完成した製品のプレゼンテーションを行うものです。製品の精度と機能、設計理念とプレゼンテーションの内容が審査対象となります。

 元重さんは、探究学習の授業である「総合的な学習の時間」で行ったコミュニティープロジェクト(地域貢献活動)において、自身が作成した多数の作品とその時に使用した工具を収納するための「工具と作品を収納する棚」を製作しました。

 受賞を受けて元重さんは、「コンテストでは、技術の授業で学んださまざまなことを生かすことができました。また、今まで使ったことのない工具も使用でき、楽しく取り組めました。今回のチャレンジを通じて実感したことは、これまで自分がコツコツと努力してきたことが大きな結果としてつながっていくことです。さらに、製品づくりからプレゼンテーションまで自分一人で行ったことで、自信になり、高校での探究活動にも役立つと思いました」と話しました。

 技術分野を担当する淺野浩志教諭は、「製作する中で探究的な見方?考え方を働かせ、製品の機能を実現するための工夫が凝らされていました。技術革新をけん引し、技術の発達を主体的に支える力が身についていると感じました。設計段階で試作に何度も繰り返し粘り強く取り組んだからこそ、出来上がった作品だと思います。今後もその粘り強さと発想力を大切にしてほしいです」と述べました。

 


記念撮影


受賞作品と表彰状

(附属池田中学校)