本学連合教職大学院では,教育委員会と協働し,様々な取り組みを行なっています。今回はそのうちの1つをご紹介します。
文部科学省2019年度教員の養成?採用?研修の一体的改革推進事業
「指標を活用した研修の計画?実施?評価システムの開発」
この事業は,堺市教育委員会と協働で取り組んでおり,学校現場における教員の育成指標の浸透や指標を踏まえた研修の改善をねらいとして育成指標と連動した行政研修の計画?実施?評価のシステムを構築します。
その最初のステップとして,7月25日(木)に堺市教育センターで行われた,学校園管理職及び主幹教諭?指導教諭を対象とする行政研修の充実に取り組みました。
まず,本学連合教職大学院の木原俊行教授が,センターの指導主事と協働で,育成指標の内容を踏まえた,研修活動をデザインしました。
また,研修の前後に育成指標の内容をルーブリックに具体化し,研修時にそれに基づく自己診断,研修評価アンケートを実施しました。さらに,研修における学びの活用も確認していきます。それらのデータを集約し,研修を評価し,改善する仕組みを整えていきます。
9月以降も数回,このようなプロセスでの研修の計画?実施?評価を重ねます。そして,その成果を報告書や「研修の計画?実施?評価システム」手順書としてまとめ,堺市教育委員会をはじめとする大阪府内の教育委員会や全国の教職大学院に提供していきます。