授業「グローバルリテラシーの育成」で,教員研修留学生等と交流
スクールリーダーシップコース科目として開講されているグローバルスクールプログラム「グローバルリテラシーの育成」の授業において,教員研修留学生*1 等と以下のような交流を行いました。
グローバル教育白熱教室
6月27日(月)の授業へ,11ヶ国からの教員研修留学生11名が対面で参加されました。
授業の受講生である現職教員院生と共に,小グループ形式で母国の教育事情,勤務校での実践と現在の研究課題を語り合うことができました。
日本語,英語,機械翻訳,スライド,手書きイラストなど,あらゆる手段を活用しながら伝えようとした姿が感動的でした。
授業後には「It was so interactive and informative.I enjoyed talking with the Japanese teachers. It was a rich and interesting expirience」,「いろんな国の教育について直接教育に関わる人と話をしたことがないのでとても面白かったです。教育を受けてきた人と教育に関わる人とはまた見方が違うので,とらえかたや良いと思うところいまいちだと感じるところが明確になっていると思いました。」と多くの声が寄せられました。
現職教員院生が留学生の研究助言者になる
7月11日(月)の授業では,「グローバルリテラシーの育成」の科目を受講する現職教員院生7名が,アドバイザーとして,タイ出身の留学生とカザフスタン出身の教員研修留学生の研究発表を聞き,英語で助言しました。
タイとカザフスタンでは,日本型の授業研究を導入され,教員の力量形成の有効的なアプローチとして認識されています。
それぞれの国でなぜ,何を,どのように授業研究を実践しているかが紹介されました。
そして,今直面している課題,授業参観記録の書き方,事後協議会のファシリテーションなどについて,日本の教育現場で働く現職教員院生たちが経験とアドバイスを共有しました。
日本型教育の海外進出に関する充実した議論の時間でした。
*1 教員研修留学生は,大学又は教員養成学校を卒業し,自国の初等,中等教育機関の現職教員及び教員養成学校で勤める,日本の大学において学校教育に関する研究を行う外国人留学生。
(記事執筆者:王 林鋒特任准教授)